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宅急便、最安値はここだ!!

2023/1/10更新

買い物をした時も、荷物を送る時も、配送料はできるだけ安く抑えたいですよね?
この記事では配送会社ごとの特徴と料金、「サイズ別」「冷蔵便・冷凍便」のケースごとに、どの配送会社を使うと安くなるのか比較しました。

目次

知ってて便利! 配送会社別の配送料と特徴

ここでは配送会社を選ぶ際、選択肢としてあがる大手配送会社5社の特徴と料金について解説します。
※特定の配送業者と契約する場合は、これから紹介する料金より安く抑えることができます。

ヤマト運輸(クロネコヤマト)

ヤマト運輸はサイズや用途によって豊富な配送方法が選べるので、商品にあった満足度の高い配送ができます。
「宅急便タイムサービス」は、夕方に発送すると翌日10時までにお届けしてくれるサービスで、早く届けたい方におすすめです。

ヤマト運輸の特徴

持込割(100円or150円)、メンバー割り(10% or 15%)、デジタル割り(60円)

クール便

海外発送、レジャー施設への発送、引越し、車の配送

サイズ別料金  ■ 関東⇔関西に送る場合

サイズ最大重量料金(税込)クール宅急便宅急便タイムサービス
コンパクトなし730円
60サイズ2kg1,040円+220円+330円
80サイズ5kg1,260円+220円+660円
100サイズ10kg1,500円+330円+990円
120サイズ15kg1,720円+660円+1,320円
140サイズ20kg1,960円+1,650円
160サイズ25kg2,180円+1,980円
180サイズ30kg2,510円+2,310円
200サイズ30kg2,950円+2,640円

引用:ヤマト運輸(宅急便運賃一覧表:全国一覧)

メール便

ヤマトには宅急便コンパクトというサービスがあり、メール便に近い料金で小物を送ることができます。

ヤマト運輸は、縦・横・高さの合計サイズと配送地域によって料金が変わる料金体系となっています。

宅急便センター・コンビニなどの取扱店へ商品を持ち込んだ場合は、1個につき100円が割引されます。
ホームページでは、配送元と配送先を指定して見積りを出すこともできます。

佐川急便(飛脚便)

様々なニーズに合わせた幅広い配送方法が用意されています。
また、法人契約をすると割引や送り状発行などのメリットが多いので、法人の方はヤマト運輸よりもお得に利用できる可能性が高いので相談してみるとよいでしょう。

佐川急便の特徴

持込割(100円)

クール便

「ラージサイズ便」、「飛脚ハンガー便」、引っ越しサービス

発送者側から荷物の追跡を行うことができる

ネットで送り状が発行できる

サイズ別料金  ■ 関東⇔関西に送る場合

サイズ重量料金(税込)クール宅急便
60サイズ2kg880円+275円
80サイズ5kg1,155円+330円
100サイズ10kg1,496円+440円
140サイズ20kg1,958円+715円
160サイズ30kg2,178円+935円
170サイズ50kg3,135円
180サイズ50kg3,410円
200サイズ50kg4,180円
220サイズ50kg4,895円
240サイズ50kg6,380円
260サイズ50kg7,865円

引用:佐川急便料金検索

メール便

佐川には飛脚メール便飛脚ゆうメール便というサービスがあり、郵便局の配達員がゆうメールとして配達するそうですが、なぜか郵便局から発送するより安い料金設定になっています。

大きな荷物を発する場合には頼りになりますね。

日本郵便(ゆうパック)

郵便局なので日本中にあって、荷物の持ち込みや営業所止めも行いやすいのがメリットですね。
25kg以上30kg以下の荷物が+510円で送れる「重量ゆうパック」もあります。

日本郵便の特徴

持込割(現金払いで-120円)、アプリ割(アプリ決済で―180円)

クール便

「ゴルフゆうパック」、「スキーゆうパック」、「空港ゆうパック」

郵便局で送り状を印刷可能

発送者側から荷物の追跡を行うことができる

サイズ別料金  ■ 関東⇔近畿に送る場合

ゆうパックは、他の宅配業者と違い重量が一律25kgまでとなっています。料金は、サイズによって以下のように決まります。

全サイズ重量25kg以下
サイズ料金(税込)チルドゆうパック
60サイズ970円+225円
80サイズ1,200円+360円
100サイズ1,440円+675円
120サイズ1,690円+675円
140サイズ1,950円+1,330円
160サイズ2,160円+2,100円(150サイズ
170サイズ2,530円

引用:ゆうパック

重量で料金が変わらないので、小さくて重い荷物を送る際に重宝しますね。

メール便

日本郵便にはゆうパケットゆうメールというサービスがあります。

西濃運輸(カンガルー特急便)

西濃運輸では他の業者では配送不可な大型荷物も発送できるサービス(特急便)やBtoBの館内配送を破格の料金(150~300円など)で届けるサービスなど独創的なサービスを展開しています。

西濃運輸の特徴

クール便

発送者側から荷物の追跡を行うことができる

バイク便による当日配達

ネットで送り状発行や集荷依頼ができる

サイズ別料金(ミニ便)  ■ 関東⇔近畿に送る場合

サイズ3辺合計重量料金(税込)チルド便(冷蔵/冷凍)
Pサイズ60cm2kg1,023円+240円/+970円
Sサイズ70cm5kg1,276円+400円/+1,440円
Mサイズ100cm10kg1,529円+740円/+2,700円
Lサイズ130cm20kg1,661円+740円/+4,180円

引用:西濃運輸(ミニ便)

チルド便は、お届けが完了するまで冷蔵温度(0℃~5℃)・冷凍温度帯(-18℃以下)で保冷してくれるので、生鮮食料品の配送におすすめです。

サイズ別料金(特急便)  ■ 東京⇔大阪間(約500km)に送る場合

特急便サービスは大きさの指定がなく重量と距離で配送料金が決まります。

重量料金(税別)
10kg1,610円
100kg4,600円
500kg18,630円
1000kg43,700円
1500kg67,500円

引用:西濃運輸(特急便)

特急便は他社で送るのが困難な物でも配送が可能で、トラック1台と専属のドライバーを借りて、オーダーメイドの輸送経路を作成することもできます。

メール便

西濃では「日本郵便の「ゆうメール特約運賃」を利用することで配送コストを大幅削減」と記載していて、佐川同様、郵便局の配達員がゆうメールとして配達するようです。料金は営業所へ問い合わせ下さい。

福山通運

法人契約を結ぶと普通サイズを業界最安値プラン「パーセルワン」で配送できます。

福山通運の特徴

持込割(200円)、営業所止めで400円割引

クール便

サイズ別料金  ■ 東京⇔関西に送る場合

サイズ重量料金(税込)クール便
60サイズ2kg1,100円+225円
80サイズ5kg1,330円+360円
100サイズ10kg1,540円+675円
120サイズ15kg1,770円+675円
140サイズ20kg1,980円+1,330円
160サイズ30kg2,430円

引用:福山通運

メール便

福山では法人のみメール便を利用できるようです。料金は営業所へ問い合わせ下さい。

どこが安い? サイズ別の配送料金比較

ここでは料金を比較しやすいように60サイズ〜100サイズまでを表にまとめました。

60サイズ別比較

各配送業者で紹介した東京⇔大阪間の配送料を例としています。

配送会社名重量料金(税込)
ヤマト運輸2kg1,040円 ※各種割引適用で720円
佐川急便2kg880円 ※各種割引適用で780円
日本郵便25kg以下970円 ※各種割引適用で780円
西濃運輸2kg1,023円
福山通運2kg以下1,100円 ※各種割引適用で900円(パーセルワン600円)

法人契約をした場合、福山通運(パーセルワン)が最も安く、個人だと佐川急便が配送料を抑えられます。
日本郵便以外は重量の基準があるため、60サイズで2kg以上の荷物を配送する際は、日本郵便という選択になるでしょう。

80サイズ別比較

60サイズと同様に、東京⇔大阪間の配送料を表にまとめました。
西濃運輸は80サイズでの配送を行っていないため、70サイズの配送料を記載しています。

配送会社名重量料金(税込)
ヤマト運輸5kg1,260円 ※各種割引適用で920円
佐川急便5kg1,155円
日本郵便25kg以下1,200円
西濃運輸5kg1,276円(70cmサイズ)
福山通運5kg1,330円(パーセルワン700円)

法人の場合、80サイズも福山通運(パーセルワン)が最も安く配送を行えます。
個人では佐川急便が最も安く配送が可能です。
80サイズも5kgまでの重量制限がありますので、5kg以上は日本郵政のゆうパックでの配送か、100サイズでの配送を検討してください。

100サイズ別比較

配送会社名重量料金(税込)
ヤマト運輸10kg1,500円 ※各種割引適用で1,140円
佐川急便10kg1,496円
日本郵便25kg以下1,440円
西濃運輸10kg1,529円
福山通運10kg1,540円

東京⇔大阪間の配送料を例として紹介しています。
法人では福山通運(パーセルワン)が最も安い金額になります。
個人では日本郵政のゆうパックが安く、25kgまでの荷物が配送できます。

冷蔵・冷凍便(クール宅急便)だとどこが安い?

冷凍便や冷蔵便で荷物を配送する際の料金を、東京⇔関西間を60サイズで配送した場合を例にまとめてみました。

配送会社名重量料金(税込)温度
ヤマト運輸2kg1,260円冷蔵 0℃~10℃
冷凍 -15℃以下
佐川急便2kg1,155円冷蔵 2℃~10℃
冷凍 -18℃以下
日本郵便25kg以下1,195円冷蔵 0℃~5℃
西濃運輸2kg1,263円(冷蔵)1,993円(冷凍)冷蔵 0℃~5℃
冷凍 -18℃以下
福山通運2kg1,325円冷蔵 5℃~10℃

冷蔵・冷凍品の配送料が最も安いのは佐川急便、重量のある荷物は日本郵政での配送がお勧めです。
ただし日本郵便は冷凍便がなく、冷蔵便の「チルドゆうパック(0℃~5℃)」しかないため、冷凍食品の場合は、佐川急便が最も安い選択肢となります。
冷凍品を配送する際は、適した温度で配送を行う配送業者かを確認しましょう。

海外発送・国外発送だとどこが安い?

海外に書類や荷物を発送する方法は「国際宅急便(ヤマト運輸や佐川急便など)」と「国際郵便(日本郵便)」の2タイプがあります。
国際郵便は災害時や有事でも可能な限り配送を行い、合計価格が20万円以上の海外発送・受け取りの場合は、税関へ輸出入の申告と許可が必要となります。
国際宅配便の場合は、書類以外の荷物にはインボイス(仕入書)の提出を求められます。インボイス(仕入書)は、荷物の内容物について発送側が作成する書類です。

ここでは、配送業者別配送料(日本からアメリカまで)の料金を例として紹介します。
重量と距離で料金が決まり、配送業者によっては配送を行えない国もありますので、配送前に細かくは各社ホームページをご確認ください。

配送会社名〜1kg〜2kg〜5kg〜10kg〜15kg〜20kg〜25kg
ヤマト運輸¥2,750¥2,750¥4,650¥8,850¥15,050¥20,550¥26,050
佐川急便¥6,600¥8,400¥16,400¥25,200¥41,200¥52,800¥64,400
日本郵便¥2,900¥4,100¥7,700¥12,700¥17,700¥22,700¥27,700
西濃運輸問い合わせ
福山通運問い合わせ(法人のみ)

アメリカまで日本から配送を行う場合はヤマト運輸が最も安いですが、国際郵便と比較すると災害時などに商品を配送できない場合もありますので、天候も考慮してどちらを利用するべきかを判断しましょう。

配送会社を選ぶ際のポイント

荷物の特徴に合わせて最安値料金をみつけよう

サイズ重視

羽毛布団やスーツ、ドレスなどの衣料品など、かさばる大きな箱を送りたい場合は佐川急便がダントツ!

重量重視

25キロまでの重い荷物だったらゆうパック、50キロまでなら佐川、それ以上に重い荷物だったらカンガルー便!

日本郵便の「クリックポスト」なら全国一律198円で商品を送ることができるので、一回で小さいものを大量に配送する際に役立ちます。
反対に大きい荷物を大量に輸送する際は、大型の配送を得意とした西濃運輸や福山通運が安いでしょう。
このように、どんな商品を送るかで配送業者を変えることが、配送料を抑えて商品に合った配送を行うコツになります。

ヤマト佐川急便ゆうパックカンガル福山通運
60サイズ2kg
1,040円
2kg
880円
25kg
970円
2kg
1,023円
2kg
1,100円
80サイズ5kg
1,260円
5kg
1,155円
25kg
1,200円
5kg(70サイズ)
1,276円
5kg
1,330円
100サイズ10kg
1,500円
10kg
1,496円
25kg
1,440円
10kg
1,529円
10kg
1,540円
120サイズ15kg
1,720円
25kg
1,690円
15kg
1,770円
140サイズ20kg
1,960円
20kg
1,958円
25kg
1,950円
20kg(130サイズ)
1,661円
20kg
1,980円
160サイズ25kg
2,180円
30kg
2,178円
25kg
2,160円
25kg
2,430円
170サイズ50kg
3,135円
25kg
2,530円
以降
50kg 260サイズ
7,865円まで
以降
100kg 4,600円~
1500kg 67,500円まで

実績や信頼、国内のシェアがあるか

信頼できる実績があるかも配送業者を選ぶ際のポイントになります。
受け取る側のお客さまも、無名な配送業者では不安に思うことがあるでしょう。
実績のある配送業者を利用することはネットショップの信頼に繋がります。

こちらの国土交通省の令和3年度 宅配便等取扱個数の調査から国内シェア率を出したので、参考にしてみてください。

配送業者別シェア率まとめ表

配送会社名シェア率
ヤマト運輸46.6%
佐川急便28.0%
日本郵政20.2%
福山運輸2.9%
西濃通運2.1%

料金以外の配送サービスの内容はどうなっているか

安いからいいのではなく、商品をベストな状態で届けることが大切です。
料金だけで配送業者を決めずに、以下のポイントも合わせて選ぶと満足のいく配送を行ってもらえるはずです。

  • ・時間帯指定はどうか?
  • ・再配達対応はしてくれるか?
  • ・クール便対応はしてくれるか?(何℃からか)
  • ・お客さまの印象(口コミやお客さまからの評判はいいのか)

配達の時間指定を一番細かくできるのは、佐川急便の「佐川ジャストタイム便」です。
他の配送業者は2時間間隔での配送ですが、佐川ジャストタイム便は決まった時間での配送が可能です。指定時間にお届けできなかった場合は、送料を全額返金してもらえます。

再配達対応はほとんどの会社で行っていますが、電話やオンラインなど再配達依頼の方法は異なるので事前に確認しておきましょう。

クール便は配送業者ごとに対象となる温度や配送時の温度が異なります。この記事で紹介した「冷蔵・冷凍便(クール宅急便)だとどこが安い?」をご確認ください。

お客さまへの印象に関しては、集荷前にSNSなどで情報収集してから自分が求めるサービスをキチンと行ってもらえるかで決めましょう。

このように、料金だけで決めずに、お客さまにとっても満足のいく配送業者で商品を届けることも考えて選びましょう。

カラーミーショップのオーナーさまにどの配送業者を選んでいるかアンケート調査してみました

カラーミーショップでは、発送作業の経験があるショップオーナーさまを対象に「配送会社の利用状況に関するアンケート」を実施してみました。

その結果、一番多く利用されているのはヤマト運輸(64%)、次いで、日本郵政(51%)、佐川急便(29%)となりました。

利用している配送会社、発送で困っていること、工夫していることについても下記の記事にてまとめているので、詳細を知りたい方はぜひこちらも合わせてご覧ください。

まとめ:配送会社を選ぶときは安さだけでなくショップにあっているかを考える

今回は配送会社別の特徴と料金を解説しつつ、「サイズ別」「冷蔵便・冷凍便」「海外発送」のケースごとに、どの配送会社を使うと安く配送を行えるのか比較しました。

安いだけでなく、「商品イメージに合っているか」「安心した配送を行えるか」「配送したい時間や再配達が可能か」「宅配業者の評価は良いか」までを考えた上で、配送業者を選ぶことが大切です。

配送業者を一つに絞る必要もないんだね。商品に合わせて複数の配送業者を選ぶなど、自分のショップにとって何が最適か考えてみます!

よくある質問

どこの宅配業者が一番安いですか?

比較したところ60サイズと80サイズの場合、佐川急便が一番安いことが分かりました。ただ、サイズがさらに大きい場合は、他社の方が安いです。サイズごとの値段の比較について詳しくはこちらの章に記載しています。

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