エントリー直後から利益が出るようなエントリーポイントを見極めるトレーニングをしましょう。
基本は『トレンドに乗る』ことですね。そして、トレンドには反転(押し目や戻り)がつきものです。その押し目や戻りを活かしてエントリーするのが今回の要点です。
価格変動(チャート)は必ずジグザグに動いてゆくということはお分かりだと思いますが、ではどれだけジグザグに動いているのでしょうか?
『フラクタル』という概念をご存知の方なら分かりやすいですね。チャートには月足や週足、日足など大きなものから、30分足、15分足、5分足など局所的なものまで多種ありますが、全てがジグザグに波打って進んでゆきます。
さらに短い1分足、ティック(ティックは全ての値動きを網羅したものなのでロウソク足にはなりません)チャートでも同様です。
つまり、全てのロウソク足の始まりは、ほんの数秒ごとに更新される僅かな値動きの集大成なのです。画像をご覧下さい。
これはポンド円5分足チャートに同ティックチャート(文末で紹介します)を重ねたものです。
最新の5分足が青、つまり陽線になっており、ティックもそれを示してグングン上げてますね。これが私の言いたい【押し目(小)】を形成している段階です。※ちなみに、一般的にはこれを押し目とは言わず、戻り(売り)と言います。
実際に私はチャートが戻してきたのを確認してエントリーし、20pipsほどの利益を得ました。
押し目を狙うというのは、ただでさえジグザグに動いている値動きの中で、トレンド方向へ動いてゆく確率が高まるタイミングである、ということなんです。
ポンド円15分足
ところで、一般的にはこのようなチャート形成時を「戻り」と言います。チャート中央の陽線部分ですね。MA(12)に押し戻されて、再下落しています。
私流ではこれを【押し目(大)】と言います。
一旦乗り遅れたトレンドでも、押し目を待ってエントリーすれば利益を生み出す確率が高まるのです。これは勢いに乗ってエントリーした場合と比較しても、高確率で利益を上げられるエントリーポイントですので、是非とも習得してください。
最後に、押し目のダマシについて知っておいてください。
先の2枚に引き続いての本日のポンド円の画像です。
5分足では大きく反転、15分足でもMA(12)に触れようとしている局面です。これが押し目になれば、更なる下落トレンドが続き、大きく取れる可能性が高かったのですが、
実際には一旦急激に下げた(反転直前の陽線・陰線共に長いヒゲを伴った上に、動きも早かったので様子見です)ものの、上げて行ってしまいました。これは、完全に押し目のダマシですね。もし、エントリーしていたら大損していた場面でした。
これが押し目の恐ろしい点ですね。万が一にも早とちりしてエントリーしてしまったら、それが押し目のシグナルではない、ただのジグザグの一つであるかもしれず、最悪なのはそこがトレンドの転換点になってしまう可能性だってあるのです。多少の利益を減らしたとしても、確実に元の流れに戻ったのを確認してから、【押し目(小)】でエントリーするようにしましょう。
ぜひ覚えておいてくださいね、
① チャートは常にジグザグに動いているということを。
② その上げ下げの動きのどちらか、強く動いてゆく方に乗らなければ利益を出すことは難しいということ。
③ だが、それを見極める手段はなく、いつその勢力争いが形勢を逆転したかも分からないということです。
〔ティックチャート〕
ティックチャートが見れれば、エントリー、エグジットがかなりやり易くなりますよ。私はティックチャートなしではトレードできなくなってしまいました。実際の使用状況⇒こんなに便利な機能⇒